『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』
くさばよしみ 編集 汐文社
2012年、ブラジルのリオデジャネイロの環境問題を話し合う国際会議で南米ウルグアイのムヒカ大統領が話したスピーチをまとめた本です。
ウルグアイは貧しい国です。質素ですが、みんなで協力して生活しています。
幸せです。
先進国では競ってたくさんのお金を稼ごうとし、そのためにたくさんの犠牲を払って、そうしてたくさんのものを手に入れて。それが本当の幸せですか?
そんな現代の問題、生き方を問う内容です。
答えを提示するのではなく問題を提起する、それぞれの心に響くスピーチです。
これから時代をになっていく子供に、ぜひ読んでほしい一冊です。
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続編的な本に、同じく くさばよしみ著『世界でいちばん貧しい大統領からきみへ』もあります。こちらはスピーチよりも具体的に語り掛けるような内容です。読みやすい口調ですが大人にも、というか子育て中の大人にグッとくる内容です。
こちらもぜひ。
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また、このスピーチを使って作った児童小説『世界をうごかすことば 世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』もあります。ムヒカ大統領の言葉に感銘をうけた小学生が主人公の学園ものの小説です。スピーチ全文も載っています。物語のストーリーは子供に分かりやすい内容で読みやすいです。
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